【NO.2】 女性ホルモンは分泌量ではなく、バランスが大事です!
女性ホルモンには、主に2種類あることをご存知でしょうか?
ひとつは、エストロゲン、もうひとつがプロゲステロンです。
他にはどんなホルモンがあるのかといいますと・・・プロラクチン 性腺刺激ホルモン放出ホルモン 卵胞刺激ホルモン 黄体刺激ホルモン オキシトシンなど、 どれが欠けても困るものが、最初はちゃんと備わっているのです。
エストロゲンは、「女性らしさをつくるホルモン」で、肌や髪の新陳代謝を促して、潤いやハリを保ってくれます。 バストを豊かにして、ウエストを引き締め、魅力的なくびれを作って、女性らしい体つきにするのは、エストロゲンの作用です。
もうひとつのプロゲステロンは、「妊娠に関わるホルモン」といわれています。子宮内膜を厚くしたり、子宮筋の働きを調節するなど、妊娠を維持するための作用があります。 このプロゲステロンの分泌が盛んな生理前は、乳房のハリやイライラ、鬱、肩こり症状など、嬉しくない作用もあるようです。 この二つの作用だけを比較すると、エストロゲンだけを増やしたい気持ちになりますね。
ですが、エストロゲンには、乳がんや子宮体がんのリスクを高めてしまうマイナスの要素もあります。 このエストロゲンのマイナスの作用を打ち消してくれるのが、プロゲステロンなのです。
エストロゲンとプロゲステロン。
この二つの女性ホルモンをバランスよく保つことが、とても大事です。
現代に生きる女性は、「エストロゲン優位の状態」になりがちです。 それは、なかなか妊娠・出産できる状況ではなかったりすることが背景に考えられます。 妊娠しないでずっとエストロゲン優位の状態にさらされていると、思わぬ様々な弊害が出てくることもあるようです。
また、間違ったダイエットや過度のストレスなどから、エストロゲン優位の状態になることもあり、エストロゲンのマイナスの作用を打ち消してくれるプロゲステロンが、適度に分泌されなければ、ホルモンのバランスは悪くなる一方です。
女性にとって、女性ホルモンは分泌量ではなく、この二つのホルモンバランスが上手くとれているかが、とても大事なことになるのです。
(参考ページ)
ザクロに含まれる構成成分のなかの1つ(ウロリシンB:urolithin B)には、エストロゲンに反応して発症する乳がんを抑制する強い作用を持つことが報告された件について